α−216シリーズの用途別分類・特徴・効果 ・・・CO2対策・原油対策

 

 αー216 とは
 
 冷却機器及び配管に付着したシリカ・カルシウム・錆・スライム・硬質スケールの除去ができる液を
 αー216といいます。
 α−216シリーズの種類
 
  レギュラータイプ(約97%エネルギー水)
  稀釈タイプ
  非稀釈タイプ
 αー216の用途

◆スプリンクラー配管の洗浄及びノズルの清掃
◆熱交換器の内部のシリカ・錆びクリーニング
◆冷却水配管(熱交換器)のシリカ除去・スケール洗浄
◆温水循環配管内の逆止弁のシリカ除去・サビ除去
◆樹脂金型の冷却水穴のシリカ除去、錆除去
◆チラーユニット熱交換器のシリカ除去・カルシウム除去
  ◆錆が固着した回転体及び固定部のスケール除去
  ◆ベースなどの錆付いたボルトナットの据付固着戻し
  ◆保管中の金型錆除去
  ◆エバポレーターのシリカ除去・カルシウム除去
  ◆温度調整機のサビ除去
  ◆電機ヒーターのシリカ除去・スケール除去
  ◆ダイカストマシンの冷却装置内セパレーターの錆、スケール等の除去
  ◆インジェクションマシン水量計(ガラス)のスケール洗浄
  ◆自家発電機内、熱交換器銅管のシリカ、錆、スケール除去
◆オイルクーラー(熱交換器)の銅管のクリーニング
◆錆によって固着した回転体を元の状態にする(ベアリングなど)
◆クーリングタワーのシリカスケール、錆、スライムのクリーニング
◆ホースの接続継手の錆、スケール等の除去
  ◆高周波機器ホースのシリカ除去
◆高周波加熱装置のワークコイル(銅管)のシリカ除去
◆軟水器が工場に設置されている場合のシリカスケール除去
 αー216 の使用分類と温度

 ◆どぶ漬け方法   ・・・・時間のある方は漬けて待つだけ!
 ◆空間充てん方法  ・・・・片方に栓をしてもう一方から流して待つだけ!
 ◆散布方法     ・・・・スプレー方式(手動式)
 ◆循環方法     ・・・・早くスケールを除去したい方。時間の短縮

 使用温度:10℃〜50℃の範囲で効果を発揮します。

    ※αー216を40℃以上で使用される場合、水の蒸発対策が必要となります。
 α−216 の特徴 ・・・CO2対策製品(原油高製品)


 イ)スケール除去(酸化鉄(鉄)・シリカ・炭酸カルシウム・スライム等)配管内の
   スケールを除去することが出来るため、熱効率が上昇し性能向上により
   運転経費の節減に結びつく。(Co2削減)
 ロ)配管の種類とスケール除去の比較を参考にし除去しても、化学洗浄と比べて、
   1/50〜1/100と低摩耗です。(銅製品)
 ハ)錆の金属片は溶解し小さな穴の目詰まりを防ぐ

 α−216 の効果 ・・・環境省エネ製品

 従来の化学薬品と違い取り扱いが簡単です。
 使用後のα−216の液は捨てないで汚れを取って新しい液を補給するだけで
 再度使用可能。(補給する分量は汚れによって異なります。)
 ただしリサイクル液(2度使用する液)で除去できるスケールなどの時間は最初の
 除去できる時間よりも長くなります。 
 α−216 と薬液処理との効果の比較

項 目
α-216
薬剤処理
他のメーカー品
   1.スケール除去
       酸化鉄
       シリカ
       炭酸カリウム
       スライム












   2.スケール除去装置
・容器充填方式
・散布方式
  (取扱簡単)
大型機器要
加熱・加圧
設備要
配管または
機器に設置
複雑
   3.水処理
 
酸・アルカリ液
液使用
中和要
酸・アルカリ液
液使用
中和要
   4.廃液処理
専門企業要
   5.節水省エネ
   6.省エネ効果
      メンテナンス
×
費用大
分解時のみ
   7.洗浄中のブロー等
   8.スケール除去
     作業時間
1日〜
6日
常時設置
   9.スケール除去費用
 スケール除去方法

 単体によるスケール除去(熱交換器の例)

  a.通常の設備を利用
   熱交換器の上流と下流にあるベント弁又はドレン弁等を利用してα―216を流し込みどぶ漬、
   12時間放置し、その後循環ポンプで循環すると効果は早くなる。


   
  b.分解時の熱交換器又は部品のスケール除去
   分解した熱交換器であれば以下の2つの方法が考えられます。

  (a)仮設容器を利用したどぶ漬け方法
     (どぶ漬けは筒状の容器でも出来ます。容器は樹脂が最適です)
     図のようにα−216を入れて12〜24時間どぶ漬けする。
    (内外面とも洗浄することが出来る)その後、水道水で水洗い。


 
  (b)熱交換器のスケール詰まりを循環で除去したい場合
   機器の中へα-216 を満たし、2分〜3分ゆっくり運転
   そのまま停止してください(12時間以上)。
   その後3分〜5分ゆっくり運転し除去率をチェックしてください。
    (スケールの状態により異なります)



  *熱交換器の運転を長期間(1ヵ月以上)ドライ状態にしてある場合
   熱交換器の内部をウェット状態にして(どぶ漬け)流速(循環)を加えると
   洗浄効果が上がります。
 配管の種類とスケール除去の目安表 (レギュラータイプ)

使用条件
材 料
処理時間
 (A)高 温
    高 圧

  【材料】
   スライム・スケール
  (カルシウム・マグネタイト・シリカ)
鉄(カーボン材)
ステンレス材
鉄(カーボン)+ステンレス
アルミ
銅 系
真 鍮
15〜20時間
 
24時間
 
24時間
 
  6時間〜  
6〜12時間
 
6〜12時間
 
 (B)低 温
    低 圧

  【材料】
   スライム・スケール
  (カルシウム・マグネタイト・シリカ)
鉄(カーボン材)
ステンレス材
鉄(カーボン)+ステンレス
アルミ
銅 系
真 鍮
ガラス
15時間
 
15時間
 
15時間
 
  6時間〜  
  5時間〜  
  5時間〜  
6時間
 

上記は(A)・(B)ともα−216にどぶ漬け処理した場合の目安の時間です。
(スケールの状態により異なります)
※金属には多種類ありますので使用前には必ずどぶ漬けテストをしてください。
 使用方法及び注意事項
  
  1)上記はスケール除去をした実績で、配管流体条件により時間が多少左右されるため、
   3時間程度でチェックしスケール除去状態を確認してください。
  2)お客様でα−216を循環される場合、上記の約1/3時間の経過と共に、錆び、
    及びスケールでα−216が黒又は茶色に近い色になる場合があります。
    この状態で、スケール、錆が溶出されています。(金属の種類により参考にして下さい)
  3)α−216で循環洗浄される場合は機器の内部をチェック後、適当な圧力を選定して
    (内圧0.5kg/cu〜1.0kg/cu迄)使用下さい。運転条件以下の圧力で使用し、
    尚、α−216を高い温度(50℃)で洗浄される場合には、時間を短く計算して下さい。
    (この件についてはご相談ください。)
  4)精密金属及び製品をα−216にドブ漬けする場合には小片で試験してください。
  5)使用の場合は、安全の為に手袋をはめて下さい。
  6)α−216は絶対に飲まないで下さい。
  7)間違って目に入った場合は、すぐに水で良く洗い流し、病院にて診断を受けて下さい。
  8)子供の手の届かない場所に保管して下さい。
  9)使用済みの廃液は中和槽がある場合は処理可能ですが、無い場合は産業廃棄物
    処理会社へ引き取り方を依頼して下さい。
    地域によって差はありますが、1kg/50〜100円を参考にして下さい。
 10)α−216の使用有効期間は3ヶ月〜4ヶ月程です。
    (20℃〜25℃の保管の場合)冷暗所にて保管の場合はその比にあらず
    結晶体が発生することがありますが、製品に問題はありません
 11)α−216の空き缶を他の用途に使用しないで下さい。
 12) α−216の家庭での使用は避けて下さい。 
 α−216 の使用後の処理方法及び料金
 
 工場に排水中和槽設備のある工場等は処理可能ですが、排水中和槽が無いお客様は、
 下記の通りにお願いします。

  近くの産業廃棄物会社をハローページで調べて、引き取り方を依頼して下さい。
  必ず工事の数日前に予約して下さい。

  廃棄物処理(汚泥として)代金は1kg/50〜100円を参考にして下さい。
  (愛知県下業者調べ)地区により違いがあります。
  
 空間充満方法でのα−216 の量の計算

 イ)充満方法の場合
   πγ2 X M 
  (3.14×5×5×10M=78.5リットル)
 ロ)充満方法にて循環する場合
   πγ2 + 容器深さ + ホースの長さ
 ハ)α−216を循環される場合、体積の御見積りもいたします


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